意外に身近な 色の見え方の違い

色の色々

このところの日本は地震や豪雨など災害に見舞われることがあり、特に西日本の災害のニュースには心を痛めています。
それでも暑さに弱い私はご迷惑をかけることが確実なのでボランティアにも参加できず…。
申し訳なさを感じてしまいます。

そんな中 家の非常食の確認をしていて、この缶詰が目に留まりました。

この二つの缶詰、全く同じ大きさなのに青い方が小さく、オレンジの方が大きく見えませんか?

これを見た時 色の効果を知っているのに信じられず、何度も重ねてみたりしましたが、やっぱりこの二つは全く同じ大きさでした。

色彩用語では小さく見える左のような色を収縮色、大きく見える右のような色を膨張色と言います。

色の明るさ(明度)に関係があり、暗い色ほど小さく見え明るい色ほど大きく見えるのです。
この青とオレンジは同じ明るさに見えますが、もともとオレンジは明るい色なので明るさ(明度)には違いが出てしまうのですね。
もしもオレンジ色の中でもグレーを混ぜた暗いオレンジであれば同じ大きさに見えるはずです。

色の効果というものもなかなか面白いもので、実は身近に潜んでいるんですよ。

例えばフランス国旗のトリコロール、三色の大きさの割合はもともと均等ではなかったのです。
それは白が明るく(明度が高く)、大きく見えてしまうから。
同じ大きさに見せるために青の幅を大きく、白の幅を小さくして調整していたんです。
ただ 今では憲法が変わり、全部均等だそうです。
みなさんにはどう見えますか?

 

碁石に至っては今でも黒と白の大きさが違います
大きく見えてしまう白は少し小さめに作られているのです。
互角の戦いでも白が多いように見えては心理的にも影響が出ますものね。

でもさすがにオセロは大きさを変えることはできません。
だから黒の人は見え方に惑わされず、戦わないとならないの。

意外に身近な色効果、みなさんも見つけてみてください。

児島

 

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