竹林で見た若竹色

和の色名

NHK朝の連続テレビ小説、今や世界中で見られるんですね。(いや、きっとジンバブエではまだまだのはず…)
前回アメリカ在住の橋本の書いた 朝ドラ「半分、青い。」の色についてのブログ を読み、ある光景を思い出しました。

それは6月に紫陽花を見に鎌倉に行ったときに撮影した写真。

美しい竹林のあるお寺で撮影させていただきました。
この目から入る美しさと竹の間を通る空気感、静けさ。
心を落ち着かせてくれるいい風景でした。

全体像はこうなっていて、お散歩コースのようになっています。

前回ブログに出てきた若竹色はこんな色。

初めの写真の方がわかりやすいかもしれませんが、この色と竹の色はほぼ同じですね。
竹はタケノコがどんどん伸びていき、もはやタケノコではなくなってまさに竹になるとこんな緑色の美しい色になります。
さわやかなんだけど鮮やかではなく、白の混じったような色。

表面が白く起毛していることでこのようになりますね。

そのうち表面もツルツルになり、やがて黄色みが増して2枚めの写真の手前の竹のようになっていきます。

何故知っているかというと…私、子供のころ田舎に住んでいて裏山に竹藪があり、毎年シーズンには竹藪に入ってタケノコ掘りを手伝わされました。
竹藪はかなり身近だったので、わざわざ写真を撮るほどのこともなかったのですが、今この歳になって見てみると「美しい!」と思うから不思議です。

竹林は傘をさして通れるほどに密集しないよう保つことが大切だそうで、このお寺でも手入れして保ってらっしゃるんだなあ…と思いました。

ちなみに台湾在住時にも竹を見ました。竹林というほどの広範囲な場所は見なかったけど、どういうわけかたまに少し竹を見かける感じ。
そしてその竹、黄色 だったんです!
若竹色の部分が全部黄色。そして日本のより細かった。

そういえばあの黄色い竹が私にはどうも違和感があったんですよ…
なぜか竹にまつわるお話もいくつもありますね。

児島

 

 

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