秋から冬のテーマカラーへ、東横イン新宿歌舞伎町様へ納入したアレンジメントのテーマカラーは赤。
寒い季節に温かさを感じる赤で統一された空間は、寒い外から戻られたお客様にホッとしていただける空間になります。
実際に設置されている画像は、スタッフブログの記事に掲載しております。
最初にお客様をお迎えするアレンジメント
エントランスを飾るアレンジメントは、赤のグラデーションとホリデイシーズンの華やかさを取り入れています。
ゴールドやシルバーの葉やラメのついた葉を使い、年末年始のお祝いの場面にもふさわしい華やかなアレンジに仕上げました。
クリスマスシーズンだけのアレンジにならないよう、使うお花は一つ一つの質感や色差も考えて選び、
同じダリアのお花も、ラメがついたものやツヤがあるもの、ベロアのような質感のもの等々たくさんの種類を取り揃え、
それぞれの個性を活かして、色のグラデーションと質感を組み立てます。
私がアレンジの形を考えるときには、使う素材を選ぶことから始まり、
何軒ものお店に何度も足を運び、気に入った素材を見つけたら、それを最大限に活かせるようにデザインを考えます。
今回一番気に入った素材は、ブルーグレーの葉脈だけのリーフ素材にホログラムのラメのついた葉。
写真でも、アレンジのトップや左側に透け感のある葉が見えますが、この葉に一目惚れしたことで、リーフ素材が主役級の扱いに(笑)
色の主役は赤のお花達ですが、主役に負けない存在感を出せるきれいなリーフ素材でした!!
フロントはお正月を意識して
フロントのアレンジは、チェックインやチェックアウトなどで、お客様の至近距離にあるため
新年らしさを感じられるような素材を選び、エントランスとは違うスッキリしたイメージを意識したアレンジに。
松や竹といった素材を使い、グリーンにはシルバーグレーの葉をあえて使うことで、改まった印象のアレンジにしました。
このアレンジも主役は赤のサボンドゥフルールですが、デザインの形は竹と松の姿を活かすように考えています。
ビジネスカウンターはスッキリと
ビジネスマンのお客様の作業中にも邪魔にならないように、グリーンを主役にしたデザインにしています。
赤は黒と合わせると、お互いを引き立てあう組み合わせになります。
今回の花器は和の雰囲気を感じるものを選び、お正月の雰囲気も意識しています。
一つ一つに心を込めて
空間演出のディスプレイは、納める場所の雰囲気やスペースの大きさなどに合わせて考えます。
ご希望に合わせて最適な色を考えて組み合わせるため、空間ディスプレイはオーダーメイドで承っております。
インテリアや用途に合わせ素材も一つ一つ厳選して、色の調和感や統一感など色の付加価値を感じていただけるようなアレンジメントをお届けいたします。
Izumi Kamei