開講中のベースカラー診断士養成講座が終わりに近づいています。
本日は筆記試験を受けていただきました。
色彩に関して真摯に向き合ってらっしゃるのでこちらも全然問題なく合格されました。
私は本当にちゃんと勉強されているのを知ってたので心配してなかったのですが、
ご本人はそれでもご心配されてたし、大変だったと思います。頑張りましたね!
高得点での合格、おめでとうございます!
この講座の中で慣用色名に関する発表があるのですが、
今日のタイトルの「鳩羽色」
お恥ずかしながら初めて聞く色でした。着物を嗜んでいる方にはメジャーな名前なのかも知れません。
私の方が勉強になりました!
その「鳩羽色」2つありまして、
1つは「鳩羽鼠」
もう一つは「鳩羽紫」
最近色作りにはまってまして、これも作ってみました。
どちらも着物によくみる色です。柔らかい灰みがかった感じが粋で大人な感じ。
江戸時代、奢侈禁止令により庶民が着てよい着物の色が限定されていました。
そんな中、粋な江戸っ子が地味な色の中にも色々なパターンを作ったのが、
「四十八茶百鼠」
茶色と鼠色だけでなく藍色も許されていました。(藍は日本の代表染料ですからね)
受講生さんが「鳩羽色」を選んだ理由。
医療関係に従事されていてその時に出会った色。
医療関係のユニフォームといえば白が定番でしたが、
その当時に「鳩羽紫」とはとってもオシャレ。
オシャレなだけでなく、青紫という色のもつ意味「神秘的」「冷静」などが関係しているのかと。
この講座の中で慣用色名の発表が好きなんです。
何でその色を選んだのか?
選んだ理由にストーリーがあり、楽しませてもらっています。
今回の受講生さん「鳩羽紫ですよ」って言われた言葉を忘れず覚えていたそうです。
色に関しての想い出、とっても素敵なお話をありがとうございました。
さてさて、次回のベースカラープレゼンテーションで最終回です。
あと一息頑張りましょう!
text & photos : hashimoto