私たちの生活で「太陽の恵み」といえば、植物の成長と実りにつながる食べ物がすぐに思い浮かびます。
他にも、冬には太陽の暖かさを実感しますし、自然界の雨や風なども太陽があるから発生するものですから、
昔から水車等の機械を動かすために使われてきた水力や風力などのエネルギーも、太陽があるからですね。
太陽の恵みと色
全てに渡り私たちの生活は太陽の恵みを受けていますが、上記以外にもたくさんの太陽の恵みは存在します。
その一つに、色があります。
日常生活の中で身の回りにあふれている色は、太陽がなければ存在しない大切な「太陽の恵み」です。
色彩を生かす自然界の生物たち
太陽の恵みを受けて成り立っている自然界は、色も大切な生きるための恵みです。
例えば、私が好きな昆虫の世界は、色が生きるための大切な要素になっています。
鳥に食べられないように毒を持っていることを色で見せたり、隠れるために葉や木の色と同じ色にしたり、
生きるために必要な食べ物と同じくらいに、色を生きるために役立てています。
それに対し、私たち人間の世界を考えてみると、食べ物と同じくらいに色を大切にしているでしょうか。
例えばファッションにしても普通はデザインや素材から選びますし、無彩色と言われるモノトーンやオールブラックのような、有彩色のないファッションもあり、色は趣味的な位置付けになっています。
人間も太陽の恵みである色をもっと役立てられるような、そんな生活にできないだろうかと、色を生かしきれていない今の状況が大変もったいないと感じています。
色を生活の中で、食べ物と同じくらいに大切な「太陽の恵み」と感じられる世界にしたい
そのために、私は色彩理論を分かりやすく伝える仕事をしています。
色彩のない世界とは
太陽の光が届かない場所には色も存在しませんが、例えば色が存在しない場所ってどんなところがあるでしょうか。
ヒントは、月がなくなってしまったら太陽の熱によって地球上の生物は全ていなくなると言われていますが、一番長く生存できるのは海の中の生物です。
答えの一つは「海底」、深くなるほど光が届かなくなります。
例えば下写真、ライトを使わない時の見え方。
そして、ライトを当てると、、こんなに鮮やかな色が現れます!!
海底にも色鮮やかな世界
私がダイビングをしていて一番感動したのは、色がないように見える海の中も実はとても鮮やかな世界だった、ということです。
それまではタンクは重いし疲れるしで、そんなに楽しいと思えなかったダイビングが、その感動体験から楽しいと感じられるようになりました。
ライセンスを取得する時の講習内容に、海の中での色の見え方も含まれています。
↑赤橙黄緑青紫が並ぶ色、どんな風にみえるでしょう?
先程のかわいいエイの写真を見ながら、何色が見えにくいのかを想像してみてくださいね〜
最後にもう一つ、色のない世界から色鮮やかな世界に変化する、海の世界をご覧ください!
少し近づいてライトを使うと↓
水深18メートルの海底から、太陽の恵みを感じる瞬間です!!
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Polar colorでは、色相環やカラーカードを使わない、これまでとは違う独自の色彩理論講座を開催しています。
一般的に開催されている色相環を使ってカラーカードを切り貼りするような内容ではなく、自然界の様々な事例から興味の対象を絞り込み、お客様のニーズや好みに合わせて、より役立つ講座内容に構成して開催しております。
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Izumi Kamei