テーマカラー別アレンジメント
2016年12月に東横イン品川港南口天王洲様へ、季節のテーマカラーに沿ったアレンジメントを納めたことをきっかけに、
東横イン新宿歌舞伎町様へも2017年秋のテーマカラー「オレンジ」から開始して、冬は「赤」、春は「ピンク」、そして先月の5月末に夏のテーマカラー「青」と季節に合わせたテーマカラー全ての納入が終わりました。
実際にホテルに設置したディスプレイ画像は上記にもリンクしている Polar Color Blog 、会社HPでもご紹介していますので、ぜひご覧下さいませ。
夏のテーマカラー「青」の使い方
色を組み合わせたアレンジメント
一般的なフラワーアレンジメントの色使いというのは、例えば青系をテーマカラーにした場合でも、以下の写真のように青と白と紫のお花に葉の緑、といった青以外の色を組み合わせるのが普通です。
花器の色をお花の色に取り入れたり、アクセントカラーを入れたり使う色はデザインによりますが、それぞれ単体の色(上記写真の場合は青色・水色・ラベンダー色・白色)を組み合わせています。
Polar Color 独自のグラデーションアレンジメント
Polar Color のオリジナリティは、アレンジメントで使う色使いに微妙な色差を見極め調和させていくグラデーションで「青」を表現しています。
一見すると青でまとまったアレンジメントに見えるのですが、近づいて見ると違う種類のお花を使っていて、数多くのトーンの違う青系の色を組み合わせています。
アレンジメントの一部を拡大した上記の写真に見えるお花の種類は7種類、色差のある青の組み合わせです。
青系であればどんな青でもどんな花でも合うわけではなく、アレンジメントの形や置く場所のイメージに合わせて使うお花を選んでいきますので、1回で使いたい色や花が選べることはなく、何回もお店に通い数多くのメーカーさんの花色を見極めながら仕入れをしています。
脇役である葉のグリーンにも、主役の花と同じように微妙な色差を見極めて選びアレンジメントに使っています。
Japan Blue
多種類の花や個性的な葉を使っても、色を調和させていることでアレンジメントに一体感を作り出し、色彩のプロにしかできない世界観を表現したいと思っています。
Polar Color はお花を販売するだけではなく、そこに付加価値をのせて販売することで他との差別化をしています。
アレンジメントの付加価値にも様々ありますが、その一つにグラデーションでオリジナリティをだすこと、を考えています。
またアレンジメントには和のテイストを少しだけ取り入れるようにしていて、今回の青のグラデーションは藍を中心にして和の色の世界を表現しています。
和の控えめな色使いの中に、凛とした雰囲気を持たせたいとデザインしたアレンジです。
見れば見るほど奥深く、飽きのこないアレンジメントを色を使って作り出せたらと日々色選びを続けています。
Izumi Kamei