“色で選ぶ” わたしのハープ──音と色がつながる瞬間

ハープの音が、心の奥にやさしく届いたあの日

そして、色と出会ったことで、さらに世界がひらいていった。
音彩サロンが目指しているのは、“音と色”のどちらもが、あなたの内側にそっと寄り添う時間。
今回はその始まりとなったエピソードをお届けします。

色と出会った15弦のハープ

ハープを習い始めてしばらく経った頃、ある小さなハープと出会いました。15弦の「クリスハープ」という名前のその楽器は、グランドハープとは違ってとても軽く、持ち運びもしやすく、親しみやすいものでした。

けれど私が心を動かされたのは、音だけではありません。何より惹かれたのは、そのやさしく広がるカラーバリエーション。パステルピンク、パステルブルー、パステルグリーン、白、そして木目カラー。

「このハープたち、色がこんなに可愛いなんて…」
ハープを“楽器”としてだけでなく、“色の世界とつなげて楽しめたら”という想いが、そのときふっと生まれました。

色彩心理がひらいた“わたしの気持ち”への入り口

私は以前から、色彩心理の観点で“色が心に与える力”を伝えてきました。色は、気持ちを代弁してくれる鏡のようなもの。

ある日、ふと考えたのです。
「今日の自分の気分に合わせて、ハープの色を選べたら──」

ちょっと疲れている日はラベンダー。気持ちが軽やかな日はピンク。気持ちが落ち着いている日はグリーン。そんなふうに、ハープを“奏でる前”からすでに“感じる時間”が始まっている。これは、色の力を知っている私だからこそ、自然に浮かんだ発想だったのかもしれません。

曲のイメージを色で感じるという体験

もうひとつ、ハープと色をつなげる楽しみ方があります。
それは、“曲のイメージ”を色で感じて選ぶこと。

たとえば、心を鎮めてくれるような癒しの曲にはラベンダーや白。
明るく弾むような曲にはピンクやオレンジ。
穏やかな余韻を感じる曲にはグリーンや木目。

曲のテーマやメロディが、色のイメージと自然に重なっていく。
そうすることで、演奏する前から“自分の感じ方”が深まっていくのです。

音と色で向き合う、やさしい時間を届けたい

今は、まだすべての色のハープが揃っているわけではありません。ラベンダーやオレンジ、赤などの色はまだ私の手元にはなく、現実的にはゆっくりと揃えていくしかありません。

けれどいつか、「音の色相環」をつくりたい──そんな夢があります。
色と音が寄り添いあう場所で、
「今日はどの色の音を奏でよう?」と、心で選び、音で感じる。そんな体験を届けられたらと思っています。

音彩サロンは、音と色で“わたし”と向き合う、やさしい時間をつくる場所。
その構想の小さな種は、こんなふうに音と色の出会いから芽吹いたものでした。

これからも、少しずつ夢をかたちにしていきたいと思います。