6月のこと。
新築マンション内覧会でお客様に差し上げるフラワーアレンジメントのご注文をいただきました。
毎年どんよりとした梅雨時に私たちを楽しませてくれる代表的なお花は紫陽花です。
その紫陽花を思わせるような淡く爽やかなブルーベースの色の組み合わせ。
似たような色を適当に差し込んでいるのではありません。
3色の間に小花を入れる時、どの位置に挿すのがベストか。
どの色のバラとどの色のバラを結ぶ色なのかを見極めていきます。
この小花の場合、青〜紫〜ピンクという複雑な色をしています。
青みが入っているので、濃ピンクと薄ピンクの間では『繋ぐ色』にはなりませんね。
残り2箇所。
小花の色味はどちらかというと濃いめの色が目立ちますので、薄ピンクと薄紫の間では少し浮いた存在になりそうですね。
色の濃さという意味でこの位置ではグラデーションが映えません。
ベストポジションは薄紫と濃ピンクの間になります。
ご注文いただいたお客様より「グラデーションが綺麗ですね!」とのお言葉をいただきました。
何気なく見ていてもその美しさは伝わります。
コロナ禍で自由な日常に制限がかかる日々。
知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまいます。
癒し効果のあるピンク色を身近に取り入れて、リラックスできる時間を作りましょう。
児島