初盆に供えるお花のオーダーメイド#1

お盆の準備に長持ちする供花のご依頼

お礼代わりのギフトやお見舞い用ギフトなど、これまでに何度もオーダーメイドを納めた大切なお客様よりいただいた今回のオーダーメイド。

お元気だった頃は外洋航海の船長をされていたお父様の初盆にお供えするお花、色はこちら側のお任せで、信頼を寄せていただいている責任を感じます。

お客様の代わりにアレンジに気持ちを込めて

まだ海外旅行が一般的ではなかった時代に、早くから船長に抜擢されて活躍されたお父様について伺ったお話は、とても面白く興味深いものばかりでした。

例えばお仕事帰りのお土産も、当時の日本では見たこともないものが多かったそうです。

色々なお話を聞いていて浮かんだお父様のイメージは海の深い青と、冷静沈着なイメージの青紫。

若い時から任された船長という重責の中で部下からも慕われていたのは、人望だけでなく冷静さと情熱を持ってお仕事をされていたからなのでしょう。

そんな人物像を思い浮かべながら、青紫を中心に花材を選びアレンジを作りました。

 

花材は石鹸素材のバラ「サボンドゥフルール」に深めの色合いのクレマチスを組み合わせて、青紫の菊を効かせています。

もっとブルーを入れても良いのですが、もう一つお仏壇へお供えするアレンジメントもご依頼いただいているので、そちらに深い青を使う予定。

すぐにでも作りたいところなのですが、、酷暑の今年は例年になく造花の供花に注文が殺到しているそうで、ご希望の黒い花器の入荷が遅れていています。

お供えのお花にはタッセルをつけることが多いのですが、今回のアレンジはすっきりとして重みも感じる雰囲気にしたかったので敢えてつけていません。

 

故人のお好みやイメージを色で表現しています

数ヶ月前、同じ大きさの花器でいただいたオーダーメイドの供花は、紫系がお好きだったお祖母様へお供えするアレンジメントでしたので、

柔らかい紫色を中心に女性らしいイメージで、サボンドゥフルールと組み合わせました。

一対でご注文いただいたお仏壇の中にお供えするアレンジメントのため、細長く高さも抑えています。

暑い季節は特に生花は長持ちしないため、香りを楽しめるサボンドフルールとアーティフィシャルフラワーのアレンジメントが喜ばれています。

一つずつ心を込めてお作りする供花のオーダーメイド、お気軽にご相談くださいませ。

 

お問い合わせのご案内

Polar colorでは色使いに個性や世界観を表現し、色の付加価値としてグラデーションの色合わせを追究しています。

スペースやインテリア、目的に合わせて幅広いアレンジをご予算に応じて承っております。

まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

会社HP、またはブログのお問い合わせフォームにてご連絡をお待ちしております。

Izumi Kamei