そんなに良いものなら自分でやれば!?と思ったことから始まりました。

数ヶ月前のことになりますが、お花の仕事をご紹介いただき、その件でお話をした時のこと。

「そういえば、カラーのお仕事はもうやめてしまったの〜??最近FBでも見ないからどうしたのかなぁって思って」と聞かれました。

アメリカ駐在時代からのご縁で、カラーアナリストの資格を取ってからはカラー診断をさせてもらったりと、以前から私の仕事を応援してくださる方です!

FBページでも、最近の仕事としてカラー診断ではなくお花のアレンジメントの投稿が多いことが気になっていたようでした。

実は以前から他方面でもそんな声を聞いておりましたので、この機会にブログで発信することにしました。

 

色を視点とした仕事

数年前からのブログにも書いていますが個人で活動している時には、上海でカラーの資格を取得後、カラー協会(CLE協会)の発行する資格講座の講師をしたり、カラー診断イベントを開催したり、バングル販売のお手伝いをしたり、店舗ディスプレイのコンサルティングなどこれまでに様々な内容の仕事をしています。

会社を設立してからは一部の仕事を継続しながらも、新しくご縁をいただきましたお花の仕事に時間のほとんどを使っています。

 

サボンドゥフルールの販売

お花の仕事を始めるきっかけとなったのは、カラー診断の資格を取得した協会にセミナーの仕事を紹介していただいたことからです。

サボンドゥフルールという石鹸素材のお花を作っているメーカーさんが、新色開発をするために補助金を申請され、専門家による色彩セミナーが必要になったということでプレゼンに伺いました。

「他にも何人かの専門家に聞いてから決めますので」、と言われたので正直私のところに依頼があるとは思っていませんでしたが、おかげさまでセミナーをする機会をいただきました。

つまり最初はセミナー講師をしてお金をいただく側でしたので、セミナーが終わった時点で紹介されたお仕事は終わりました。

しかし今でもご縁が続いているのは講師としてではなく、現在はこちらがお金を支払ってお花の仕入れをしている立場であり、逆転しています(笑)

 

お花の販売を始めた理由

きっかけは、私がメーカーさんで行ったセミナーの中で「色彩理論を取り入れれば販売促進につながります」と話をしたら、男性担当者の方が「理論で武装すれば売り上げにつながるってことですね、」と喜んでくださったこと。

色はどんな商品にもついているから、色とモノをコラボさせて販売促進にもつなげられる、といった内容が色彩関連のテキストには書いてあるものの、

実例としてあげられているのは、企業の中でカラーコーディネーターとしての商品開発に伴うものや色の提案などばかり。

それならば、まずは販売促進につながる証拠を自分で作ろう!!

そう決意して始めました、、、が、始めてから分かったことは、実例がないのは大変だからです(笑)

なぜなら、商品を仕入れてそのまま売るだけのビジネスではなく、商品に色の付加価値をのせて売るビジネスなので

まずはビジネスシードと呼ばれるビジネスの種を探し、それをコンサルタントがアドバイスするように展開を考え発展させる、という2つのことを自分でしなければならないからです。

例えば、ファッション関係の企業や化粧品会社で色彩セミナーを行った後、その企業の商品を自分が仕入れてビジネスをする、という場合に、自分のお店で仕入れたままの状態で販売する仕事ではなく、

商品に色の付加価値をのせて売る、ということが色彩理論を取り入れた販売促進なので、実際には「それってどうしたらいいの!?」となります。

 

まだ存在していない仕事を創り出すために

カラー診断の仕事以外にお花の販売をしたり、アクセサリーの販売をしたりとあれこれ手を出して仕事をしていると思われそうですが、

実はそうでなく、Polar  Colorで行なっている全ての仕事は「色」を媒介として創り出したものです。

 

アクセサリー販売のメインであるバングルは30色の色展開があり、サボンドゥフルールのお花も現在28色の色展開があり、どちらも色彩理論を付加価値にした販売促進を実践するための商材としてビジネスを進めています。

今取り扱っている仕事は、どれも色彩理論を広めるための選択肢の一つに過ぎず、カラー診断もやめたのではなく単に選択肢の一つであり、商材としているお花やアクセサリーの販売もまた同じこと、選択肢を増やしている最中なのです。

しかし増やす上で最も重要なことは、付加価値の高い商材に付加価値をのせる こと。

それだけでも十分に付加価値を持っている商材にさらに付加価値をつけることで、お客様のお役に立ち喜んでいただける商品になると考えています。

現在Polar Color で取り扱っているものは既に高い付加価値を持っている商品ですし、さらにはそれを扱っている会社の社長も素晴らしい方々でご縁に感謝しています。

新しい仕事を実践している現在、形のないものを形にして説明するために実績を作り続けていますが、「これを説明するのが難しい」と一緒に仕事をしている役員たちが言うのを聞きながら、どうやって説明したらわかりやすいのかも考えています。

ようやく実績が形になり始めているとはいえ、まだやりたいことの半分にも到達していない状態。。

これからは商品と色の付加価値の部分だけでなく、会社の理念にもある「色彩の持つ心との結びつき」の部分を付加価値として形にしていきたいと考えています。

 

Izumi Kamei