本当に励まされた一編の詩

何か新しいことを始める時、思ったらすぐにスタート出来るものではなくて、考えたり悩んだりで時間を使ってしまうもの。

私もすぐにスタートどころか「また今度でいいかな」とスタートしない方を選ぶタイプで、口に出したこと、言ったことに責任を持ちたいと思えば思うほど、簡単にスタートすることはできなくなるのかなと。

その自分の性格を分かっているので、どうしてもやりたいことは周囲の環境から自分を追い込んでやらざるを得ない状況にしてしまいます。

 

なぜ追い込んでしまうのか

人生が楽しいことばかりではないように、仕事もまた楽しいことばかりではなく苦しいこともある、と先日のブログにも書きましたが、

その時に思い出していたのは、3月にCRIPメンバーとのミーティングで話していたこと。

「自分を追い込まないとスタートできないからあえてそうしている」と私が言ったら、

「それならスタートしない方を選ぶことが多いのが普通ですよ」と(笑)

それを聞いて、たしかにそうだな〜と感じて、自ら大変な状況にしてしまうこと、苦しいことを選ぶのは何故なのか、

その仕事、そこまでしてやりたいことなのだろうか、、気になっていたのです。

 

そんな気持ちをすっきりと解決してくれたのは「致知」に掲載されている詩、そして冒頭の特集に載っている出版社藤尾社長の言葉でした。

坂村真民さんの詩、私にとってこれ以上の励ましの言葉はない、と思いましたので忘れないようにご紹介します。

闇があるから 光がある

苦があるから 楽がある

闇を生かせ 苦を生かせ

苦がその人を鍛えあげる 磨きあげる 本ものにする

追い詰められて 初めて人間は 本ものになる

だから本ものになるためには 絶体絶命の瀬戸ぎわに 立たされねばならぬ

 

致知のメールマガジンから届いた写真も一緒にご紹介。

 

本気 本腰 本物 というタイトルの特集で、この詩を致知紙面で紹介した藤尾社長の言葉もご紹介します。

片足だけを水の中に入れ、私は本気、と言っている人が多い。

本気とは体全体を水の中に投じることである。

もう逃げられないという所に身を置くことである、すると、本腰が入る。本腰を入れるから、真の力が出てくる。

そして、その姿勢を何十年も続けることで本物になる。

 

 

先日のブログの続き、その記事でも書いたように、人生は一度きり、あと何十年残っているのか分かりませんが、

私は本物になりたいと思っているから自分を追い込んでいるのかなと、

心に響き励まし辛い時には癒してくれる言葉の効果、本物の詩の素晴らしさに触れた体験でした。