毎月1回サボンドゥフルールを使ったアレンジワークショップを、CRIPメンバーと開催しています。
色彩療法と触感効果を取り入れた内容は、お客様だけでなく開催する私たち側にも、学ぶことや気付きが毎回あります。
色彩療法専門家の考えたこのワークショップでは、10色のお花の中からお好きな花を一輪選んでいただきます。
お客様はなぜその色を選ばれたのか、その答えとなる気づきを促す色彩療法と、アレンジする過程での花びらを開いていく触感効果と心の癒し、小さなアレンジが完成した時にはその全てが満足感へつながります。
私はお客様とお話をしながら完成させるまでの過程を通して、色と人の心の結びつきを実感しています。
色と心の共鳴
サボンドゥフルールの販売のため、オリジナルアレンジの色を組み合わせている時、
自分自身の精神状態が色の組み合わせにも出ていることを知って、色と心の結びつきをさらに知りたいと思うようになりました。
色と心の結びつきについては、いつも色彩療法の専門家である会社役員の高橋に教えてもらいますが
私の好きな分野である言葉にも色に結びつく表現が多いため、言葉と心との繋がりについても考えてみました。
心を表す色の表現、昔からそれを言葉で表現している日本語「色」には、表情や感情の意味があります。
例えば「色に出ず」
心の中で思っていることが、顔や態度に現れる、という意味で特に恋心に使われています。
忍ぶれど 色にいでにけり わが恋は 物や思ふと 人のとふまで
百人一首や、学校の授業でも聞いたことありますよね!?
他にもいくつか例として
色が褪める(気持ちが薄れてしまうこと)
色をなす(怒って顔色を変えること)
色なき風(寂しい気持ち)
色と心との結びつきは古くから変わらないこと、今も残されている日本の言葉を通しても分かりますね!!
言葉を通して考えるなら、色と音楽にも結びつきがあり、音色・色調 といった言葉があります。
音の色合いや特性を表す言葉で、心に響く音色は人の心を動かすことから、やはり心と共鳴していると言えそうです。
色と音楽は、また別の機会に詳しく書きたいと思います。
Izumi Kamei