子供達にとって海外では周囲が日本語の環境でない上に祖父母もいないので、家の中では両親だけしか日本語を話す人が存在しませんでした、、当たり前なのですが(^o^;)
さらに父親は出張で家にいる事も少なく、平日はすれ違いで会う事もなかったり。。
そんな状態だったので母親の私が話す日本語が、子供達の日本語になるのかな~と気になりました。
そんな時、幼稚園で知り合った日本人のママ友と話をしていた時に
「帰国子女の友達とスキーに行ったとき、白銀の世界でキレイ!って言ったら「白銀って何?」って聞かれて、英語が話せてもそんな日本語も知らないの!?とがっかりした~」
というエピソードを聞いて「なるほどね~」って思いました(^_^;)
日本語を読み書き話す量が、日本で暮らすのとは比べ物にならないほど少ないので語彙力はどうしても不足してしまいます。
その話を聞いてからますます、自分の子供達の日本語力をなんとかしなければ、と考えました。
結果、思いついた事の一つが、出来るだけカタカナは使わずに日本語の熟語を使って会話をするようにしました。
簡単な言葉は、なるべく難しい言葉に代えて会話をするように心がけました。
子供達が成長した今も同じように会話をしています。
数日前の会話では、例えば「ひどい被害だったらしいね」というのは「甚大な被害だったらしいね」
と話すと、じんだいってどんな漢字?って聞いてきたり(笑)
12年アメリカで過ごした後、台湾に滞在しましたがそこで知り合った日本人のお友達に
「なんか話し方が国語の先生みたいね~」と言われてしまい(><;)
いつの間にか、友達同士の会話でもそんな話し方になってしまったようです。
子供達との日々の会話の積み重ねは、本当に大切だなと思っています。
例えば何かを選ぶ時も、「この2つから選んでね」、ではなく「どちらか一つを選択してね」
と言うと子供達は「洗濯!?」と聞き返すので(笑)、日本語には読み方が同じでも違う意味の言葉がたくさんあることを説明して、また一つ語彙が増えていきます。
選ぶという言葉を日本でも普通にチョイスと使っていますし、時間にルーズだよね、とか、それキープしといて、とか色々とカタカナが普通に使われています。
しかし日本に住んでいて周囲が日本語環境ならば、他の言葉がある事を学校や周りの大人との会話で知る事が出来るので問題はないと思います。
私の日本語しか聞けない我が家では「子供との会話にカタカナは使わない」事を気をつけました。