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子育てに思うこと

あなたは子供を何人として育てたいですか?

投稿日:2014年7月23日 更新日:

アメリカに滞在していた頃、子供に良く言われた事があります。
「なんでアメリカ人に生んでくれなかったの?」

日本人としてアメリカで生活していると、アメリカ人でない事が不利なこともたくさんあります。
語学力もそうですし、文化や食生活まで子供達が成長するにつれ色々と違いが見えてくるのです。

海外生活で知った「日本人」であること

18年の海外生活の中で、子供達が新しい学校に転校するたびに様々な経験をしました。
白人の多い学校、アジア人の多い学校、日系人の多い学校等々、その学校ごとに特色があります。

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しかし白人の多い学校では特に、日本人だから友達ができない、という人種の問題もありました。

「アメリカ人だったら良かったのに」と言われる度に、私はとてもやるせない気持ちになりました。
「日本は歴史のあるとても良い国で、そのうちきっと日本の良さが分かるから」と話して聞かせても子供たちには全く分からなかったようです(>_<)

台湾に滞在すると、その気持ちは180度変わり(笑)
「日本人だからってみんなが寄って来てくれる、友達ができる!!すごい~!!」
子供達は喜んで学校から帰ってくるようになりました。

ようやく「日本人で良かった!」と言ってもらえるようになって、ホッとしましたし
滞在国によってこんなにも違うものなんだな、という事を実感しました。

子供を何人として育てるのか

子供のアイデンティティーをどこに置くか、については各家庭の方針によりますが

バイリンガルの子育ては、ほとんどが英語を習得する事が目的です。
滞在する国によっては現地の言語の場合もありますが、その場合でも英語はやはり重視されています。

小学校を卒業する年頃まで日本で育っている場合には、特に問題にはならないのですが
海外で生まれた場合や幼少期から海外生活を始めている場合は、学校の生活に必須の英語力を身につける事が先決の課題ですよね!

そのため英語を学ばせたいと思う親の思いは共通しているため、例えば日本人家庭の場合で日本語が母国語であるのに、英語を学ぶことを大切にしてしまう事がよくあります。

我が家の場合は、英語の環境で育てているからこそ先に日本語を学ばせることにしました。
子供ですから周りの環境が英語であれば、何もしなければ自然と会話は英語になってしまいます。

しかし母国語は英語でなく日本語にしたいと考えていたので、まずは日本語で考える日本語の力をつけさせようと思いました。

ここがその家庭によって違ってくる方針でもあるのです。
我が家の場合は駐在家庭ですので、いずれ日本に帰国します。
そのため、日本人として育てようと決めていました。
日本に帰国した時に、英語は話せるけど日本語が微妙な日本人にはしたくなかったからです。

国際結婚なら、どちらの言語を母国語にするのかはそれぞれの家庭によって違いますよね。

大切な事は、子供が何人として何を母国語としていくかを幼少期に決める事。

あなたは何人として子供を育てたいですか?

決めたらそれに従って、教育方針を考えていけばよいと思います。

 

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