言葉を使うという意味でのこだわりのプロは、やっぱり新聞かな〜と感じる記事がこれまでにいくつもありましたが、12月に入ってからの記事を2つ御紹介します。
一つはニホニウムの響きについて、12/1の読売新聞編集手帳のコラムに載っています。
もう一つは今日12/4の読売新聞ワールドビューのコラムにありました。
「日系人へ敬意あるか」というタイトルで、活用という言葉と人との相性が悪いように思う、と書かれています。
私が自分で書いたブログ記事の中で、しっくりこないと表現していたことを、このコラムでは相性が悪いと表現していて、なるほどな〜と納得、さすがプロの表現!!
人を活用する、確かにそのままスルーできそうですが、やはり人を物のように扱う響きを感じます。
何も感じない人にとっては、そんなこだわりを記事に書くなんて、と思うかもしれませんが、スルーできないほど大切なこだわりなのです。
この言葉を平気で使える人は、人に対して敬意、または尊厳に対しての思いやりに欠けていることを自ら示していると、私も感じていたことへプロのお墨付きを頂いた気がしました。
言葉使いは自分の考え方がそのまま表れてしまうもの。
行間を読むというのは、言葉の使い方でその人の裏側が見えてくるということかなと。
丁寧な言葉を使えば良いわけでもなく、
面白い話と真面目な話、難しい単語を使った会話と簡単な単語の会話、
どちらでも関係なくて、その行間にその人の人間性が見えてきます。
ブログというのは、書いている人の人間性が分かるから人気なのですよね。
私も仕事でブログを書くようになりましたが、自分では気づかないうちに、自分自身の内側をさらけ出している怖さを、いつも感じながら書いています。
そういえば以前、娘が教授へメールをするということで、その原稿の添削を頼まれました。
日本語の使い方は、大学生までにしっかりと教えたいと思っていて、必ずどこかへ提出する前に見せるよう、私の子供たちには言っています。
その文章の中で、させていただく という言葉があったので、使い方を説明したことがあります。
丁寧な言葉と思って使っていても、実は自分の文章力までがそこに現れるため、その大切さを子供たちに感じてもらいたいと思い、日々の言葉使いをチェックしています。
させていただく、に関しては、面白くて分りやすい記事がありましたのでご紹介しますね〜子供たちにも読ませた記事で、
させていただきます症候群というNHKの記事です。
大人になってしまうと、言葉の使い方について教えてもらう機会はなくなります。
だからこそ、私も自分の言葉使いはプロの文章(新聞)を読み、日々勉強しています。