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カラー診断における心得

人間力をUPさせるための努力

投稿日:2011年5月20日 更新日:

「人間力」は「診断力」より大切なもの

という診断の心得を高田先生より教えて頂きました。

 

私自身、まだまだ勉強が必要だと思っていますし

人間は、生涯を通して学ぶ気持ちを持つ事が必要かな

と感じています。

数年前から、私の主人が同じ会社の先輩より教えて頂いて

日本より直接配達してもらっている「致知」という雑誌があります。

一般書店では販売していない、定期購読をする雑誌です。

松下幸之助さんや他、日本で有名な方のお話

生き方についてのエッセイ、

その他、生きるっていう事の意味、仕事する事の意味など

自分に必要な事を自分なりに理解する事で

学べる事がたくさんある内容です。

致知のHP

 

雑誌は購読する手続きがちょっと面倒ですし、お金もかかりますが

メルマガなら無料で購読する事ができます!

私は雑誌購読もしていますが、毎朝配信されるメルマガも購読しています。

名前は「人間力メルマガ」です!!

 

毎朝、必ず読むようにしています、時には涙するような感動的な話しもたくさんあります。

その中で、相手に気持ちを伝える という事の大切さについて書いたエッセイがありますので

みなさんにご紹介したいと思います。

 

「大好きって大切なこと」

山元加津子(石川県立小松瀬領養護学校教諭)

かおりちゃんは、精神薄弱児
(この言葉も私は好きではありませんが)の
養護学校に変わったばかりのときに出会ったお子さんで、
笑ったり、泣いたり、怒ったりといった表情が
全くないといわれているお子さんでした。

つまり、話し言葉としての言葉を持っていないお子さんでした。

吉川君やきいちゃん
(山元さんが出会った子供たちの名前)は、
話したいのに上手に話せなくて自分の気持ちを
伝えられないというハンディを持っていましたから、
かおりちゃんが、口の機能が何ともないのに話さないというのは
何ともったいないんだろうと、私はそのとき思いました。

いまから思うと、私はそのとき
何もわかっていなかったなあと思います。

ですからかおりちゃんに、
「あ、って言って、い、って言って」
と一所懸命に言ったのです。
かおりちゃんは、こんなこと、もう百回もさせられたというふうに、
「あ」
という口をしてくれるのですが、
息が漏れるだけというような感じでした。

そんなふうでしたが、ずっと一緒にいるうちに、
私とかおりちゃんはどんどん仲良くなっていきました。
お互いに大好きで、かおりちゃんはいつも私に
ついてきてくれるようになりました。

例えば体育の時間のときなど、私は体育には出ませんから、
「かおりちゃん、ここでバイバイね」
と言うと、あんなに笑ったり泣いたり
しなかったかおりちゃんが、
涙をポロポロ流すようなこともあったのです。
そして、私のそばにいると、いつもニコニコと、
笑顔でいるのです。

私とかおりちゃんはいつの間にか
お互いに真似をするほど親しくなっていきました。

ある日私が机の上から本を落として
「あーあ」と言ったとき、
そばにいたかおりちゃんも私の真似をして、
「あーあ」と言ったのです。
「すごい、かおりちゃん、お話した」と思って
私はうれしくてたまりませんでした。
かおりちゃんもとても喜んでくれました。
それは、お話ができたからではなくて、
私に喜んでもらえたことがうれしかったんだと思います。

それからかおりちゃんは「あ」も「い」も「う」も、
そして「ママ」という言葉も言うようになりました。
そのときにかおりちゃんのお母さんが連絡帳に
次のような言葉を書いてくれました。

「かおりに障害があるとわかった日から、
いつか私のことをママと呼んでくれる日が来さえすれば、
と思っていました。
何も望まないから、せめて一度でいいから、
私のことをママと呼んでくれたらと、
いつもそう思っていました。
でも片町(金沢の繁華街)の中で迷子になっても、
泣くでもなく、私を探すでもなく、
一人ポツンと立っていたかおり。
そんなかおりを見て、私は、ママと呼んでくれることなど
もう夢にも見なくなりました。
考えもしなくなりました。
十四歳の誕生日の前に、先生とかおりの愛情が
奇跡を生んだと思います。
先生、大好きってこんなに大切なことなんですね」

私はこのお母さんの言葉を読むまで、
どうしてかおりちゃんがお話ができるようになったのか
わかりませんでした。

そうだったんだ。
好きっていうことがこんなに大事だったのかと
私は思いました。

私たちは簡単に人に気持ちを伝えようとするけれども、
本当はそうじゃないんだ、とても大変なことなんだな、
と思いました。

人に気持ちを伝える、ということは、
相手もきっと聞いてくれるだろう、こっちも話したい、
そういう発する側と受け止め手が、
本当にお互いに信頼し合わないと、
そして、平等にならないと、気持ちは伝え合わないんだな、
ということをかおりちゃんから教えてもらったと思います。

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