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カラー診断における心得

お客様の立場に立つカラー診断とは

投稿日:2014年3月3日 更新日:

パーソナルカラーアナリスト養成講座受講生のみなさんも、いよいよ今週末にイベントデビューとなります!

お稽古講座も途中で受講されたので、診断技術を学ぶだけでは気付かないカラーの楽しさも体感して頂けたと思います。

 

養成講座のテキストには、アナリストの心構えや診断時のコメント、表情などのポイントがまとめられています。

カラー診断は「アナリスト」のためではなく「お客様」のためにあるもの

と、大切な心構えがテキストの第8単元に載っています。

アナリストとして診断技術を身につける養成講座なので、分析するための方法もたくさん勉強します。

その結果、いつの間にかお客様のために〈正確な診断をする=分析をする〉へ変化してしまう事があります。

診断結果を押し付ける、分析だけの診断という残念な診断になってしまうのです。

 

講座内でもしつこいくらいに話していましたが、受講生の皆様にもう一度だけ

華々しいイベントデビュー前に確認して頂きたく、お客様の立場に立つ診断についてまとめます。

 

世間では、様々な種類の新商品がたくさん発売されていますね、食品や衣類、健康グッズに美容グッズ。。

身近にあるそんな商品でも

「ふ〜ん、出たのね」で終わる商品と

「へえ〜!!ちょっと買ってみようかな!」と買ってしまう商品と

感じ方が分かれるものですよね。

 

人それぞれ好みもあるので響くツボは違うとは思いますが、心が動いたから買おうという気持ちになります。

カラー診断も、お客様に自分の似合う色を伝えるのが仕事ではなく

似合う色を診断して伝えた後に、お客様が似合う色を試してみたいと行動を起こしてもらう事が仕事です。

 

お客様の心を動かす事がプロの仕事で、プロの仕事をすればお客様も口コミで少しずつ広がっていきます。

では、お客様の心を動かすのはどうしたらよいのでしょうか。

 

1、相手を知る事から始めましょう。

診断する時はドレープを使って顔色の変化を見ていきますが、無言ではお互いに気まずいので

お客様への軽い質問から始めます、、しかし年齢や家族構成ではないですよ(笑)

 

★好きな色は何色ですか

★普段気になる色はどんな色でしょう

★手持ちの洋服の色は何色が多いですか

等々、色に関する事を質問します。

 

今の季節でしたら、これから春ものはどんなショッピング計画を立てていますか、など

季節に合わせた質問も必要ですね。

診断後のコーディネイト提案に役立つ情報だからです。

 

2、相手の心を敏感に感じ取りましょう

性格は人それぞれ、似合う色を知ってすぐに試したい!と思う人もいれば

好きな色でないから、正直がっかり。。。と気持ちが盛り下がる人もいます。

気持ちが顔に出ないお客様もいますので、その時に最初にした色に関する質問が役に立ちます。

★持っている洋服の色、似合う色の中にありましたか? など確認してみて下さい。

 

喜んでいるお客様なら、絶対に似合います、と強く勧めても大丈夫ですが

がっかりしているお客様には、その気持ちをまずはこちらが受け止める事です。

 

★私も実はお客様と同じで、好きな色と似合う色は違っていました。。

★残念な気持ち分かります、、買い替えなければって思いますよね

など、なんでもいいのでまずは残念な気持ちを一緒に共感します。

 

しかし、それで終わってしまっては診断した意味がありませんので、似合う色の効果を具体的に伝えます。

一番見た目で効果がはっきり分かるのは、肌に直接つけるファンデーションの色なので

★まずはファンデーションだけでいいので、変えてみて下さい

 

写真を撮ると必ず顔色の違いが分かりますので

★旅行先ではぜひ、好きな色と似合う色の2枚を巻いた写真を撮ってみて下さい

などの小さな一歩をお勧めしましょう。

 

首回りだけ巻いても効果は分かりますから、お客様の携帯を使ってNGカラーと似合う色を巻いた2枚の写真を撮り

後から家でゆっくり見て頂く事もお勧めの方法です。

 

3、分かりにくい時は正直に伝えましょう

プロだから一目見ただけでさっと診断できるわけではありません。

ドレープを当てた時に変化が分かりやすい人もいれば、変化がごくわずかな人もいます。

さっさと診断を終わらせる、診断結果を早く出す事がお客様のためになると思うのは間違いです。

 

★お客様によって色々なタイプの方がいらっしゃるので、分かりにくい方も正直いらっしゃるのですよね

★あまりこの色のドレープを当てても差がでないですね〜両方とも悪くないですから次の色で見てみますね

など、すぐ分からない事は正直に丁寧にお客様に伝えましょう。

 

プロだから素早く診断したい、さすがプロだということをお客様に示したい

みたいなプライドもどきは捨てて下さいね(笑)

お客様と一緒に、どちらの色が良いかをお互いに納得して決めていくのが、お客様の立場に立ったカラー診断です。

 

分からないなら、それを正直に伝えて一緒に考えながら一番お客様を引き立てる、輝く色を見つけること

誠意を持って、目の前のお客様に全力で対応するのがプロの仕事だと私は考えています。

汗をかきながら悩みながら診断している姿は、格好よくはないかもしれませんが^^;

自分のために一生懸命していると思って頂ければ、お客様には好意的に受け止めてもらえますからね。

 

決めていくコツは、その布の色の洋服を全身に着た時の様子を頭の中で想像することです。

違和感があったり、ぴったりはまったり、と必ず何かが見えてくるので想像力を精一杯働かせましょう。

 

以上の3点、心の中に留めておいて下さいね♪ 必死になると忘れますからコツは横において診断するといいですね。

来て下さったお客様が、診断帰りにハルカスで買い物をして下さるくらい、心を動かす診断ができる事を願っています!

 

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