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生きかたに思うこと

孤独と向き合う時間

投稿日:2014年2月13日 更新日:

ラインが広まって便利になったな〜と思う一方で、子供達と出かけると歩きスマホを注意する私自身が

既読をつけてしまったから急いで返信しなければ^^;と、立ち止まりスマホ(笑)している事を思うのです。

「学校から帰ってくると、うちの子はスマホを離さないのよ!」とお友達から聞く事も多く

話に乗り遅れることのないよう、厳しく制限することもいじめにつながりそうで、、気になる訳です。。

 

ラインに限らずSNSが広く普及している今の時代には、仲間とつながっていると感じられる機会が多いですね。

昔はそのようなものはなくて、20年前に海外駐在を始めた頃はやっとPCが広まり始めたところでした。

知り合いが一人もいない海外の土地で、誰かと日本語で話をしたければ国際電話しかなかった頃です。

寂しくて実家の母についつい電話をかけていたら、ついに1ヶ月の電話代が5万円を超えてしまいました。

 

その請求書を見た主人の言葉

「このお金をもっと有効に使ったら? ブランドバッグに使うとかね」

 

無駄遣いと非難することはなく、私の孤独な気持ちも理解してくれました。

私の気持ちを理解してくれた事が何よりうれしくて、電話代を他のものに使おうと

自然に電話をかけることがなくなりました。

 

こんな無駄遣いをしてだめだろ!と非難されていたら、結果は違っていたと思います。

誰かに何かをしてもらいたい時は、〜してはだめ!と言っては逆効果ですね(笑)

走ってはいけない場所を走る子供にも、「走ってはだめ!」ではなく

「一緒に歩こうよ」と言う感じでしょうか。

 

海外での転勤回数は7回になり、その度に誰も知り合いのいない土地で一からのスタートでした。

毎回感じる孤独感はとても辛くて、引きこもった時期もありましたが

その辛い体験や孤独と向き合った時間は、素晴らしい人間修行の機会でした。

辛い事に自ら飛び込む事はできないので、無理やりその環境を与えられたからこそ

気付く事ができた体験が、とても多かったからです。

 

「所詮人間は死ぬときは一人だからね」とよく実家の母が言いますが(笑)

死ぬ時以外でも、やっぱり人間は一人だな〜と受験シーズン真っ最中の今

そしてオリンピック開催中の今も、観戦しながら感じています。

 

受験する時も、勉強する時も、自分一人で悩んで苦しみながら身につける訳ですし

試合に臨む時も、誰かが助けてくれる訳ではなく自分一人で立ち向かいますよね。

一人で自分と向き合う時間が長い程、人間の幅や能力も大きくなっていくのかなと

孤独と向き合う時間の大切さを、オリンピックを見ながらしみじみと感じています。

 

3月は転勤が多い季節、新しい土地に行く方々には孤独な時間が始まりますが

将来必ずその体験が役に立つと信じて、新天地で頑張ってほしいと願っています。

 

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