理念

色を生かすことはモノの命を生かすこと

投稿日:2018年6月16日 更新日:

アレンジメントの色を生かすー色の3要素ー

先日納めたオーダーメイドのアレンジメントは、黄色と白がお好きなサロンオーナー様へのプレゼントにとご依頼いただきました。

夏に向けてもオススメの色の組み合わせですので、サボンドゥフルールの中から夏に合う黄色を選んで組み合わせました。

お花の色を生かすには脇役の緑の葉も合うものを選ぶ必要があり、花器も同じように合うものが揃って全ての調和感が生まれます。

全体の調和感を出すためには色を調和させること、どのようにして調和させているのか今回のアレンジで簡単にご紹介します。

1. お花の色

サボンドゥフルールの黄色は2種類の色があり、下の山吹色のように赤みの強い黄色もあります。

 

 

どちらが夏に合うでしょう!?

赤みのない黄色はクール感があり、白とも相性がよい組み合わせになるのですが、山吹色は暖かみを感じるので夏の時期には暑苦しく感じます。

季節によって合う色と合わない色があり、夏には暑く感じてしまう暖かみを感じる山吹色は、秋から冬にはぴったりの色になるのです。

2. 花器の色

お花の色と共に大切なのは花器の色。

アレンジメント全体の面積に対する比率が大きいことからで、特に黄色のアレンジメントは花器選びで大きく印象の変わる色なのです。

今回の花器はシルバーと白のストライプが涼しさを感じさせて、アレンジメントをすっきりとした印象にしています。

アレンジの写真を見ながら一度想像してみてください! 黒の花器だとしたら、印象は全く違うと思いませんか!?

花器は色だけでなく、素材の違いによってもイメージが大きく違ってしまい、例えばガラスや陶器、カゴや木目などの素材などによっても合う色、合わない色があるのです。

3. 葉の色

主役の花をサポートする脇役の葉の色、実は花器とお花をつなぐ大切な存在です。

アレンジメント全体の面積比率は少ないですが、全体の調和感を作るのは葉の存在があってこそ、そのくらい大切な要素になります。

緑と言っても様々な色があり、緑の色差を見るだけでなく葉の柄に入っている色みもよく見て、お花と花器に調和する緑を探します。

 

全てが調和した時に色が生きる

アレンジメントの大小に関係なく、一つのオーダーメイドを作るために何度もお店を回ってピンとくるものを探しています。

ジグソーパズルを作る時、まずは似たような形のピースを集めてから、かみあうものを組み合わせていきますよね!?

それと同じように、調和感を生み出せる色の組み合わせは、まず合いそうな色を集めて、それから上記にあげた3要素を組み合わせていきます。

そうやって時間をかけて集めた素材を組み合わせてみると、これしかない!と感じるものが必ずあります。

ピタリとはまる色、それが全体の調和感を作り出し、それぞれの色が埋もれず存在感を持って見えてきます。

合わない色を組み合わせるとその両方の色が存在感をなくしてしまうため、集めてきたお花や葉といった素材も生きなくなってしまうのです。

 

色を生かすことは、モノの命を生かすこと

生きている植物だけでなく造花たちにも命があり、その命は色の効果を使うことで生きると考えています。

Polar Colorで色の組み合わせを追究しているのは、どの素材も存在感を持って生き生きした状態にしてモノの命を生かしたいからです。

全ての色が調和して得られる美しさは色彩理論を取り入れているからできること、色を付加価値にしてアレンジメントをお届けしています。

 

Izumi Kamei

 

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