形のない色を販売するー基盤を固めた2017年度ー

会社を立ち上げてから1年半になりますが、最初の約半年は営業活動がメインだったので

実際に仕事と言える状態へ動き出したのは、ちょうど1年前の昨年12月末でした。

↑赤のテーマカラーでスタートした昨年末を振り返り、今年は基盤固めの1年間だったな〜と。

会社としての実績を作るため、出来ることだけでなく、出来ないことも出来るようにしてきたこの1年間、あっという間の2017年度でした。

 

形のない色を販売する

会社として何を目的に仕事をしているのか、私が追われるように仕事をしていた中で常に自問自答していたことです。

毎日がチャレンジの連続で実績を積み重ねることだけを考えてきましたが、忙しすぎると目の前のことしか見られなくなり

余裕がなくなると目的を見失いかけることも、、その度に自分で目的を再確認することを繰り返しました。

 

私たちの会社が目指すことは、色の付加価値を販売すること。

しかし「色」は太陽の電磁波から作られるものだから、形がないものです。

つまり、形がないものを販売することが目的なのです。

形のないものを販売する仕事は、例えばコンサルティングの仕事などをイメージすると分かりやすいですが、

私はまだ誰もしていない仕事を目指しているので、カラーコンサルティングをしたいのではなく、形のないものは言葉にするのも難しいですね。。

 

形のないものを見えるようにする

色は形がないものですから、目に見えるようにするには何かにのせて、色を形にして売ることになります。

色を形にする方法は2つ、

1. 色→形 色が先にあって、次に色を形にのせるのもの。

2. 形→色 先に形があって、次に形に色をのせるもの。

 

具体的には

1. 色→形

色が先にあって形にのせるもの、例えばネイルやメイク用品など。

ネイルポリッシュやジェルは液体ですから、爪という形にのせると販売する商品になり、

メイク用品も粉、パウダー状のものをコンパクトなケースに固めて、形にしてから商品として販売されています。

 

2. 形→色

形が先にあって色をのせるもの、これはプロダクトと呼ばれるもの、例えば携帯電話、洋服、靴、インテリアなど。

先に形があり、そこに販売戦略や流行色、時代の流れなどを考慮しながら色をのせる、色の順番は最後です。

 

上記の2つを仕事にする方法と、付加価値を販売するという意味について、ある程度の筋道は立てられた2017年。

その内容は先日のミーティングで会社のメンバー、そしてCRIPメンバーに伝えて共有しています。

私たちは形のないものを販売する、そのための新しい仕事を創り出すことを目的にしています。

コンサルティングだけでもない、商品販売だけでもない、その2つを融合させた仕事を形にする、2018年はそのスタートの年になりそうです。

 

今年1年間、ご支援いただきましたお客様、お取り引きいただいた関係者のみなさまへ、誠にありがとうございました。

来年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

Izumi Kamei